「4・14映画と講演の集い/映画『第五福竜丸』と新藤兼人監督!」に320人!

映画人九条の会が2005年第2弾のイベントとして行った「映画人九条の会4・14映画と講演の集い/映画『第五福竜丸』と新藤兼人監督!」(於 文京シビック小ホール)は、立ち見が出るほどの参加者となり、大成功しました。
自作の映画「第五福竜丸」上映に先立って舞台に立った新藤兼人監督は、「第五福竜丸の被ばくの状況を、事実の通りにシナリオを書き、それを俳優さんが演じるという、実験的な試みで作った」こと、製作当時はお金がなく、ロケ隊の宿賃も払えなかったこと、などをユーモアたっぷりに話され、「受ける映画を作らなくてもいい」「作りたいと思う映画を作るという自信が、我々を前進させてくれた」「そういう気持ちでこれからもやっていきたい。若い人も導いていきたい」と結びました。
新藤監督の講演に続いて上映された映画「第五福竜丸」は、35ミリのニュープリント上映で画面も美しく、被ばくの現実をリアリズムで追求したその内容は、満場の参加者に深い感銘を与えました。
新藤監督の講演内容は、近く映画人九条の会HPに掲載する予定です。ご期待ください。
また、新藤兼人の著書「新藤兼人・原爆を撮る」(1,890円)は、新日本出版社より発売中です。新藤監督が製作をめざす「ヒロシマ」の未発表シナリオも収録されています。ぜひお読みください。
映画人九条の会々員、まもなく1000名に!
映画人九条の会の会員は4月23日現在、972名になりました。目標の1000名まで、あと一歩です。会員の皆さん、お知り合いの映画人、映画愛好者の方々をぜひ映画人九条の会にお誘いください。
映画人九条の会のホームページが独立!
いままで映演労連のHP(ホームページ)に間借りしていた映画人九条の会ですが、このたび映画人九条の会HPは独立することになりました。メールアドレスも独自のものになりました。よろしくお願いします。
- 映画人九条の会HPの新しいURL
- http://kenpo-9.net/
- 映画人九条の会 新しいEメールアドレス
- webmaster@kenpo-9.net
映画人九条の会のホームページには、「映画人九条の会Mail」「04.11.24結成集会での高畑勲監督の講演録」「映画人九条の会3・3映画と憲法対談集会/私にとって戦争とは(黒木和雄監督と小森陽一さんとの対談録)」「会員の皆様方のメッセージ」などが掲載されています。ぜひ一度ご覧になってください。
国民投票法案を阻止しよう!
衆院憲法調査会が4月15日に九条改憲を方向づける報告書を提出し、参院憲法調査会も20日、改憲に向けて「論点整理」した報告書を提出しました。
そしていよいよ改憲に向けた「国民投票法案」が、連休明けの国会にも提出されかねない状況になってきました。
国民投票法案の与党骨子は、一括投票方式を目論み、公務員や教育者の運動禁止、投票結果に影響を与えるマスコミ報道の禁止などを盛り込もうとしています。
国民の目と耳をふさぎ、手足を縛ってなにがなんでも改憲をやり遂げようとの、とんでもない内容です。こんな法案を、絶対に許してはなりません。私たち映画人九条の会も、憲法改悪をごり押しするための国民投票法案の上程に、強く反対していきたいと思います。
是枝監督が撮る憲法9条ドキュメント、5月3日深夜(4日早朝)に放送!
フジテレビの「NONFIX」が、深夜(早朝)に全5回の「シリーズ憲法」を放送しています。5月3日深夜(4日早朝)は、映画「誰も知らない」の是枝裕和監督が憲法9条をテーマに製作した「忘却」が放送されます。
是枝監督はHPで、「憲法そのものについてのドキュメンタリーというよりは、憲法を題材に、自分史の中に意識され、また忘却されてきた『権力』『暴力』『加害性』といったものを再検討してみる……そんな番組です」「教育現場での『日の丸・君が代』強制を取材したNHKのクローズアップ現代の番組内容に対し、自民党や都の教育委員会から抗議の声があがっているようです。教科書検定に合格するために、社会科の教科書の記述から自主的に『慰安婦』についての内容が消えたようです。検閲なのか自主規制なのか、いずれにしろ、このような圧力に対抗する為にメディアやジャーナリズムの存在はあるはずですし、『学校』という場が『国家』の価値観の完全な支配下に置かれるのならば(そのことに現場の教師達は公務員であるからこそ、自らの存在をかけて戦ってほしいと思いますが)、『日本』や『日本人』というワク組みにとらわれずに『学ぶ場』というものを『思考する時間』を僕たちが生活する場の中にどうにかして作り出さなくてはいけないと思っています」と語っています。
ぜひ見てみたいと思います。
放送時間は、5月3日(火)26:43〜27:38(5月4日の早朝、2:43〜3:38)です。あまりの深夜ですので、ビデオで録画して見ましょう。
ちなみに、4月26日(火)26:28〜27:23放送は、「第25条・生存権『カケガエノナイモノ』」、5月10日(火)深夜は「第21条・表現の自由」が放送される予定です。
吉永小百合さんが、朝日新聞で映画人九条の会への参加を語る
吉永小百合さんが4月1日朝日新聞夕刊の一面「時代の花戦後60年」に登場し、その中で「映画人九条の会」の結成に参加されたことに触れ、「イラク戦争支持とか先制攻撃がどうとか……。ここはしっかりみんなで考えて、声に出さないと大変なことになるという危機感が強いんです。憲法九条は読めば読むほどすばらしい。一人一人の命を守るという原点に世界が帰ってくれたら──」と語っていました。
日本を代表する女優の一人である吉永小百合さんが、朝日新聞一面の大きな紙面で「映画人九条の会」について触れ、語っていただいたことは、映画人九条の会にとって大変意義あることであり、うれしいことでした。
九条の会と各界九条の会との懇談会に参加!
4月22日、東京神田・学士会館にて九条の会と各界九条の会との懇談会が行われ、映画人九条の会からは呼びかけ人の山田和夫さんと事務局長の高橋邦夫が参加しました。
九条の会はこの懇談会のあと記者会見し、「改憲反対の風が吹き始めた」「全国で改憲反対の地下水のような思いに触れた」などと報告するとともに、「自発的な日本社会全体の運動に横の連絡をつけ、全体を見通せるようにして、憲法を守る、九条を守るという目的に向かって活動を続けたい」と述べました。
また九条の会は、全国で1280の会ができたことを報告するとともに、7月30日に東京・有明コロシアムで1万人規模の大講演会を行う、などの今後の活動方針を明らかにしました。
「メーデー」「5・3憲法集会」「憲法フェスティバル」に参加しませんか。
5月1日(日)の第76回メーデーは、「憲法九条を守れ」が大きなテーマになります。東京地区では映画人九条の会は、映演労連とともに代々木公園のメーデーに参加します。11時頃、中央舞台の左手前あたりに「映画人九条の会」ののぼり旗があるはずです。みなさんもぜひご参加下さい。
また、5月3日(火)には、東京・日比谷公会堂で「5・3憲法集会」が行われます。13:30開演で、終了後には銀座パレードも行われます。
5月14日(土)は、「第19回憲法フェスティバル」です。13:00開演〜日本青年館大ホール、当日参加券2500円です。
映画人九条の会の皆さん、ぜひこれらの集会に参加しましょう。
【映画情報】
- ジャン・ユンカーマン監督の「映画日本国憲法」が完成!
- ジャン・ユンカーマン監督(映画人九条の会会員)の「映画日本国憲法」(78分)がついに完成し、4月23日なかのゼロホールで完成記念上映会が行われました。大変好評のようです。
4月23日よりDVD、VHSが同時発売されました(DVD¥2,800、VHS¥4,500)。
今夏から全国の劇場で順次公開される予定ですが、製作配給会社のシグロは、「映画日本国憲法」の貸し出しを受け付けており、地域や学校での上映会を求めています。映画人九条の会でも上映会を検討したいと思います。 - 問い合わせ先
- 株式会社シグロ TEL 03-5343-3101
- 長編アニメ「ガラスのうさぎ」も完成!
- 高木敏子さんの原作「ガラスのうさぎ」をアニメで描いた「ガラスのうさぎ」(四分一節子監督)も完成し、5月14日(土)〜27日(金)まで、東京・池袋の「シネ・リーブル池袋」で限定モーニングショー公開されます。
- 問い合わせ先
- 有限会社ゴーゴービジュアル企画 TEL 042-396-7815
- 鎌仲ひとみ監督が「六ヶ所村ラプソディー」を製作中!
- 「ヒバクシャ──世界の終わりに」の鎌仲ひとみ監督(映画人九条の会会員)が、大量の核廃棄物を蓄積している六ヶ所村から低線量被曝の実態を暴く「六ヶ所村ラプソディー」を製作中です。
すでに「通信1」「通信2」が完成し(ビデオ・DVD)、「通信3」とともに一本の映画にまとめられ予定です。 - 問い合わせ先
- グループ現代 TEL 03-3341-2863
会員の皆様、メールアドレスを教えてください!
映画人九条の会も会員が1000人に近くなり、会報やニュース、連絡事項などを皆様にお送りするだけでも大変な労力とお金がかかってきています。
もし会員の皆様の中で、パソコンのメールアドレスをお持ちの方がおられましたら、ぜひ教えてください。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
- 映画人九条の会事務局
- 〒113-0033 東京都文京区本郷2-12-9 グランディールお茶の水301号 映演労連内
- TEL 03-5689-3970 FAX 03-5689-9585
- Eメール: webmaster@kenpo-9.net