あのチェルノブイリ事故から25年が経った今年、3月11日の東日本大震災とともに放射能の災厄がまたも日本を襲いました。あたかも「バベルの塔」の伝説のように。
京都映画人九条の会会員で、おもに東映京都撮影所で助監督として働いている垣博也さんは、矢も楯もたまらずこのドキュメンタリー映画「バベルの塔」を制作しました。京都映画人九条の会が全面協力しています。
映画「バベルの塔」は、長年にわたって国の原子力政策を批判してきた工学博士の安斎育郎さん、原発問題で一躍注目を集めている京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さん、元静岡大学教授で核融合炉などを研究してこられた深尾正之さんの5時間に及ぶロングインタビューを中心に、六ヶ所村の再処理工場や、被災地福島県の20キロ警戒区域まで入って現地取材した、約70分の最新ドキュメンタリー映画です。
またこの映画は、原子力発電の基本的問題を分かりやすく解説しており、今後のエネルギー問題を考える上でも大いに参考になる映画です。
映画人九条の会は、ちょうど満7周年にあたる11月24日、この映画「バベルの塔」を上映して原発問題を考える集いを企画しました。
コメンテーターとして原発問題住民運動全国連絡センターの野村存生事務局次長も参加されます。
映画人九条の会の皆さまだけでなく、原発問題に関心を持たれている多くの皆さまのご参加を、心からお待ちしています。