映画人九条の会2周年アピール

■映画人九条の会運営委員会は、映画人九条の会結成2周年に当たり、次のような「アピール」を発表しました。

映画人九条の会・創立2周年に当たって

 私たちは2004年11月24日、日本国憲法第九条を変えさせないという、熱い気持ちを持つ映画人、映画愛好者によって「映画人九条の会」を発足させました。

 以来2年、第九条を焦点とする「改憲」のくわだてに立ち向かい、世論を喚起するためのさまざまな活動──講演会や学習会、上映会などを行ってきました。そして、発足時517名の会員は、2年を経て1150名に達し、まだまだ充分とは言えないけれど、日本を再び「戦争する国」に戻そうとする「改憲」の動きと対決する全国「九条の会」運動の一翼を担い、確実な地歩を固めています。

 しかし安倍晋三新政権は、発足当初から「憲法改正」を最大目標に公然と掲げるはじめての内閣となりました。そして国内では“あいまい”な言辞で国民をあざむいていますが、海外メディアには「5年以内に改憲する」「改憲の主要目標は第九条である」とまで明言しています。

 「改憲」手続き法案である「国民投票法案」や、教育面の「改憲」を意味する「教育基本法改正案」なども、そのゴールをめざし、ますます加速する「改憲」策動のあらわれです。

 事態は一刻の猶予もありません。

 このような情勢の展開に対応し、2年間のさまざまな経験を教訓とし、全会員の声と力を合わせ、「九条守れ!」を日本映画界全体のものとしようではありませんか。私たち「映画人九条の会」運営委員会は、創立2周年にあたり、全会員の皆さんに訴えます。

2006年11月24日
映画人九条の会運営委員会

映画人九条の会 (運営委員会)
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